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株式会社設立の注意点
株式会社を設立するにあたっての注意点を挙げさせていただきます。
１、資本金について
最低資本金規制の撤廃により、資本金が１円から株式会社を設立できるようになりましたが、だからといって何の考えもなしに資本金を設定するのはよくありません。資本金は設立後の会社の運転資金です。ですので、設立後の会社の運営を見据えて資本金を設定する必要があります。
２、会社の目的について
許認可が必要な事業をはじめるとき、その許認可の取得には会社の目的として登記されている必要があるのがほとんどです。ですので、会社の目的を定める際は、会社の将来の計画も考慮して決める必要があります。
また、会社の目的に何でもかんでも入れすぎてしまうと、第３者が登記簿謄本を見た際に、その会社が何を実際にしているのか分からなくなってしまうことがあるので、注意が必要です。
３、機関設計、役員の任期について
現行の会社法では、会社の現状に合わせた機関設計ができるようになっていますので、各機関を設置するメリットやデメリットを考慮して、自分の会社に一番合った設計をする必要があります。
また、定款に定めることで役員の任期を最長で１０年まで延長することができますので、この点も注意しましょう。
４、会計年度について
一般的に法人の事業年度は４月１日から翌年の３月３１日が多いですが、事業年度は月単位で自由に設定することができます。例えば１０月１日から翌年の３月３１日までとすることもできます。事業の繁忙期等を考慮して設定するのがよいでしょう。
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